このような知識の国際化時代においては、日本国内で通用するコモン・センスは必ずしも世界に通用しないことを指摘し、国内のテクニカルタームやコモン・センスを改める必要性を強調した。その具体例として、日米の比較からコミュニティの捉え方や計画における原則論などを上げ、コミュニティとは単なる空間単位の一つではなく何かを共有する組織体として捉えるべきあるといったことや計画において競争の原理を前提とした公平性の原則が重要性であるといったことを述べるとともに、空間利用における「公」と「私」の理解の相違点などについて語った。 |