1997/12 No.10 日本都市計画学会 関西支部だより

委員会から
高度成長期人口急増都市の整備方策に関する研究会報告


趣旨
 我が国の高度成長期の人口の急激な大都市集中により,いわゆるアーバンスプロールが起こった。これに対する手だてとして昭和45年都市計画法の制定が行われたが,大阪市周辺のいわゆるインナーリングエリア地域,寝屋川,門真,守口,豊中等の諸都市ではすでに遅く,十分な都市基盤の整備行われないままのまちなみが形成されてしまった。今日一部の地域では,2,3の事業が行われてはいるが,良好な都市環境形成には前途のほど遠いのが実状である。今回このような都市につき,とくに寝屋川市を代表例として,あらためて道路体系,住宅,諸施設,社会,文化の多面的な角度から,解析検討を行い,有効適切な整備の方針,方策を探ろうとした。
 
構成メンバー(最終時)
枝村俊郎(摂南大学,代表者),安田孝(摂南大学)正木啓子(大阪府),寺内信(大阪工業大学),塚口博司(立命館大学),赤崎弘平(大阪市立大学),岩間香(摂南大学),間野博(広島県立女子大学),梶山善弘(大阪府),山口貢(大阪府),岡田貢(大阪府都市整備センター),芝内秀夫(寝屋川市),梶弘延(寝屋川市),金城昌幸(創造計画),坂井信行(アルパック)
 
 1995年10月−1997年10月,研究助成対象として採択され,2年間にわたり研究活動を行った。構成員は一部交代があったが,15名である。研究会は都合11回開催した。とりあげたトピックスは,寝屋川市の現状と将来,大阪の郊外住宅地形成と京阪沿線,寝屋川市の文化財について,寝屋川市の市内見学,寝屋川市の木賃住宅の現状と展望,スプロール地域における街路整備,密集市街地における土地区画整理事業の事例とOATMの紹介,まちづくり支援システムの開発,長屋による市街地形成―大阪の場合―,大阪近郊部における道路環境計画,区画整理の成立性と事業の流れであった。
 
 研究成果発表会は1997年11月20日(木)午後2時より大阪市立大学文化交流センターで行った。
 
1997年11月5日 枝村記



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