1998/4 No.11 日本都市計画学会 関西支部だより

トピックス
編集の窓


 あの阪神・淡路大地震後に迎える4回目の桜が今咲き始めています。桜を楽しむ心のゆとりも少しずつ回復してきてはいますが、被災地では依然として更地も多く広がり、あまりにも急激な変化故に、本当の意味での都市の再生は、まだまだこれからの感を強くします。今回お届けする支部だよりでは、この時間軸の中での都市づくりについて考えてみました。
 自分たちの街を時間という流れの中ので捉えなおしてみることが、これからのまちづくりにおいても必要なように思います。
(fuku)
 
 熱い興奮と感動に包まれた長野オリンピック。"今世紀最後"と謳われたこの冬も終わりを告げて、いよいよ春の到来。仕事に追われる年度末の慌ただしさも、気持ち良く春を迎えるためと思えば幾分気も晴れようというもの。今号の特集は言わば身近な街の中の歴史発見。あれこれ考える前に、しばし机を離れて桜の香が漂う街へ繰り出し、紹介されたスポットに佇んで歴史に思いを馳せてみてはどうだろう。きっと、執筆者の熱い思いが伝わってくるはずです。
(YAN)
 
 今回は新メンバーで担当して、最初の企画編集らしい支部便りを発行できました。DTPも慣れてくるといろいろと欲が出てきます。
 生活や経済行為の結果が、時間とともに淘汰されるものであるとすれば、それは都市の中にいっぱい残っているはずというのが、今回のモチーフでした。企業・大学の改組やリストラも同じで、時代の必然性に導かれて行くのでしょう。
(KOU)
 
 支部だよりの企画で、最近の大学の移り変わりをシリーズで追うことになった。今回担当した所だけをみても、大学のフレーム、名称、人の配置など大きく変わっていることが分かる。この企画を通して、今後大学がどのように機能していくのか、自分は何をするべきなのかということを大学に身を置くものとして見つめていきたいと思う。
(テラノ)
 
 本当にしなければならないことは何か。この仕事の目的とは何か。その目的は正しい方向に向いているのか。そんな事をいちいち考えていたら仕事にならないし飯も食えない。第一誰もそんなことを尋ねもしない。少なくとも今までは。封建社会が崩れ、共産主義も色褪せ、信仰心も薄れた今日の社会で、民主主義や資本主義といっただけでは、あまりにも抽象的すぎて答えにはならない。ル・コルビジェの「明日我々はどこに住むべきか」のような明快なビジョンもどこにも見あたらない。これではクビだといわれても抵抗に使える文句すらない。少し不安になってきた。
(公務員T)
 
 3月中旬にJICAの調査団の一員としてフィリピンのマニラを訪れた。交通渋滞は混迷の一途。交通マナーの悪さも、大阪の比ではない。でも、クラクション殺人なんかは起こらない。日本人の目からは大変な国と思うが、彼らは生活をエンジョイしている。これがマニラの常識。地方分権、長引く不況などの中で、まちづくりも常識にとらわれないアイデア勝負の時代か。こんなことをつくづく考えさせられた出張だった。
(CR V)
 
編集・広報委員会
福島 徹(神戸大学:委員長)
飯田 克弘(大阪大学)
神吉紀世子(和歌山大学)
小浦 久子(大阪大学)
下村 泰彦(大阪府立大学)
竹澤 宣之(大阪市)
名倉 重晴(神戸市)
西田 康隆(日建設計)
平山 洋介(神戸大学)
二見 康夫(大阪府)
堀口 浩司(アルパック)



前ページ


11号・表紙

Copyright(C)1999 (社)日本都市計画学会関西支部