「都市型総合大学」、大都市大阪にとどまる大阪市立大学のキャッチフレーズです。8学部、1研究所を擁し、都市の問いかける課題に答える市民に開かれた総合大学を目指しています。 実学重視の一翼を担う工学部は、時代の要請に応えるため、平成2年情報工学科、生物応用化学科を、平成11年には知的材料工学科、環境都市工学科を新設し6学科を10学科に改組し、市大工学部が長年の懸案としてきた都市工学の充実が建築学と土木工学の間に実現しました。この4月誕生した環境都市工学科は17名の新入生を迎えました。来年度以降入学定員は22名になる予定です。 表−1のように、現在は平成14年4月に向けて大学院の改組に取り組んでいます。現状の10学科8専攻を10学科4専攻に改組して、市大工学部の学部・大学院を一体化した改革は一段落します。大学院については改革途中でまだ案の段階です。ここでは、学部の改革と環境都市工学科の紹介を中心に概要を報告します。 環境都市工学科は、「環境都市」を創造する工学を目標とし、環境負荷の軽減、自然環境との共生、美しい都市空間の形成をテーマとして、次の4分野より構成します。
なお、この環境都市工学の新設に伴い、既存の建築学、土木工学の分野を、表−2に示すように12分野から14分野に再編成を行いました。 3学科合わせて学部学生定員は78人です。丁寧な少人数教育と学科連環、分野連携による総合的な教育研究を目指します。 表−1 学部・大学院の再編
表−2 都市工学系分野構成
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