1999/9 No.14 日本都市計画学会 関西支部だより

関西まちづくり賞
官民協同のまちづくり−西宮マリーナパークシティ−

猿渡 彬順 (西宮浜地区事業者連絡調整会事務局西宮市都市計画部)


 この度、関西まちづくり賞をいただきました。この受賞は、第一回目という栄にも浴し、復興事業に関わる我々にとりまして、大きな励みとなるものであり、深く感謝いたします。

 今回の受賞は、官民5者の事業主体が設けた事業者連絡調整会が受けたものですが、この事業に参加していただいた、コンサルタント、設計事務所、建設事業者とともに進めてまいりました事業が全体として評価されたことであり、これらの方々にも深い感謝と敬意を表します。

 この事業は、3年間で約3,000戸の住宅及び関連施設を整備し、同時にインフラ整備を行うというものでした。

 事業期間が短く、かつ、事業者が多岐にわたるという、難しい条件のなかでありましたが、震災の教訓を生かすと同時に各事業者の思いを尊重し、多様性に中にも統一感のある街並みをつくるよう連絡会を運営してきました。

 課題となりましたのは、巷間いわれていることが、どれだけ実行できるかということでありました。例えば、それはウォーターフロントという立地を生かす、各建物の調和、オープンスペースとその境界領域の一体化といったこでありました。思いが異なることもありましたが、官民が連携して4列の並木をつくり、一体的な街並みの形成に努めることを始めとし、多くの事項で協力を得られ、調整会の役割、意義は大きかったと考えます。

 今後、官民一体となったまちづくりが充実し、すぐれたまちがつくられることを期待します。




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