2001/1 No.15 日本都市計画学会 関西支部だより

支部活動報告
総務委員会から/企画・事業委員会から/支部10周年記念事業実行委員会から


総務委員会から
  • 研究助成について
      1999年度助成「復興まちづくり手法研究会」「都市計画マスタープラン研究会」の報告書が刊行されており、支部事務局で自由に閲覧できます。また支部ホームページで概要報告と入手方法をお知らせしております。ご利用ください。

  • 2001年度総会について
      2001年度関西支部総会は4月26日に予定しております。当日は関西まちづくり賞の表彰式およびプレゼンテーションをあわせて開催する予定です。お誘い合わせ、ご参加ください。

  • メールの活用について
      支部広報等に関して、編集・広報委員会と連携して電子メールの活用を検討中です。ご意見等ございましたら事務局までお寄せください。
(文:浅野  誠)

企画・事業委員会から

 企画・事業委員会では、この2年間「個」をテーマに活動を行ってきたが、本年度は2000年国際都市計画シンポジウム時に、国際シンポ組織委員会と共催で、7月18日、神戸国際会議場で「高密居住のアジア都市の未来と21世紀のまちづくり」をテーマに公開シンポジウムを開催した。

 森康男組織委員会委員長、松下綽宏神戸市都市計画局長の開会の挨拶の後、増田昇関西支部企画・事業委員長がシンポジウムの趣旨を説明した。

 趣旨説明の後、康炳基韓国亀尾1大学学長から「韓国の2000年都市計画法を通じてみたパラダイムシフト」、陳亮全国立台湾大学副教授から「921集集大地震から見た台湾の住民参加型まちづくり」、竹元忠嗣兵庫県県土整備部長から「震災復興と今後のまちづくり」と題する基調報告がなされた。

 3名の基調報告の後、安田丑作神戸大学教授のコーディネートの下で、梁在韓国ソウル大学教授、林建元国立台湾大学教授、小浦久子大阪大学大学院助教授、紺谷幸蔵都市基盤整備公団関西支社震災復興事業本部市街地整備第1部長の4名のパネリストによるパネルディスカッションがなされた。

 ディスカッションでは、都市化社会(成長型社会)から都市型社会(成熟型社会)への移行の中で今後の都市計画やまちづくりのあり方、特に、高密居住という共通性を持った東アジアの都市の中でどう考えるのか、枠にとらわれず自由な提案や論議が活発になされた。

 ディスカッションの途中では、会場から康炳基、陳亮全、黒川洸日本都市計画学会会長などから東アジアの都市で共通して取り組むべき課題や成熟型社会での計画者の役割などに関する積極的な論議への参加が見られた。

 最後に、安田丑作から高密イコール過大や過密ではないという前提に立ったアジア都市の将来を考える中で、都市の衰退か成長かという二律背反的な思考から多様な価値の容認と柔軟性、双発的まちづくり、都市レベルと地域・地区レベルの自律と連携、建設行為からマネージメントへの移行、これらを支えるマンパワーの育成など、21世紀のまちづくりに向けたシステムのあり方やそのための提言がまとめられた。

(文:増田  昇)

支部10周年記念事業実行委員会から

 支部会員の皆様、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 さていよいよ21世紀、関西支部は10周年を迎えます。本委員会は一昨年発足以来、10周年記念事業の企画と準備を進めてまいりました。ここにその中間報告をアピールさせていただくとともに、できるだけ多くの会員の皆様に参加して頂くよう、さらに多くの方の知恵をお借りして工夫を重ねたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 記念行事は、10年前の1991年に設立総会の開かれた10月に、次のように実施する予定です。皆様の手帳にぜひノートして下さい。

 《記念行事日程》
  • 日時 ― 2001年(平成13年)10月10日(水)

    午前 9:30 〜
    研究発表会(若手研究者・専門家からの論文を中心に)
    午後12:00 〜
    研究交流会(研究発表会に引き続き行う)
    午後 1:00 〜
    記念講演(企画中)
    午後 3:00 〜
    記念イベント(企画中)
    午後 6:00 〜記念懇親会
  • 場所 ― 大阪市内
  • テーマ ― 次世代の都市計画〜関西からの発信(仮)
 《記念事業》
  1. 「関西支部10年の歩み」
      (支部10年間の活動記録を小冊子にまとめます、本部50周年記念誌に掲載します、進行中)
  2. 「関西都市計画の知恵100年」
      (関西の100年をふりかえり各府県・主要都市の都市計画年表一覧とまちづくりの知恵事例集を冊子・CD 版にまとめます、進行中)
  3. 「都市計画の将来展望論集」
      (都市計画の専門・専門外の中堅メンバーをスピーカーとするディベートを記録し冊子にまとめます、進行中)
  4. 「研究発表論文集」
      (大学の若手研究者、民間・行政の若手専門家から学術研究論文・技術報告論文を募集し論文集として刊行、研究発表会の資料とします、企画中)
  5. 「会員プロフィール集」
      (賛助会員から原稿を募って支部ホームページに掲載します、企画中)

 以上のように、10周年を期して関西都市計画の100年をふりかえるとともに、新世紀・新世代の都市計画を展望し、支部活動の今後をみつめることを記念事業のねらいとしたいと思います。この趣旨から、老・荘・青と申しますか、先達・中堅・若手の交流を図りたい、とくに次世代を担う若手の参画を得たいと考えています。

(文:土井 幸平)



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