大規模災害からの都市復興の再検証と知識の継承専門委員会 シンポジウム

復興継承と知識継承 ―「事実の共有」から「新たな知識」へ―

日時 2020年9月17日(木)18:30-21:00
場所 オンライン開催
主催 日本都市計画学会関西支部
共催 まちラボ
参加者 約50名

開催主旨

阪神・淡路大震災から25年が経過し、復興まちづくり・復興都市計画という活動は、たびたび、さまざまな被災地で繰り広げられてきた。時を超えて、空間を越えて,多くの知識が結びつき,新たな現場に活かされてきた事実は存在する。 このような知見・知識は、どのように時と場所を越えるのだろうか?また将来にどのように紡いでいくのだろうか? 被災当時から見ると、全分野で世代が変わりつつある現在,原点である神戸から時代を紡ぐ研究会を開催したい。

1 ゲスト発表 上原正裕 氏(元兵庫県・行政職員)

・ 大きな都市のビジョンの計画の実現ができなかった

・ 徹底して地域の調査分析し,創意工夫した計画事業の実施ができないといけないのでは.現場感覚の必要性と地域の知識,広い知見が必要なところ.

・ 復興事業においては,臨機応変な対応が求められ,スピード感が必要.またそれを実行する人的ネットワーク,コミュニケーション能力が求められる.


インタビュー調査風景
▲ ゲスト発表 上原正裕 氏 動画

討論1 ゲストと委員会メンバー

・ 災害当初のマスタープランの作成に携わった時に一番苦慮したことは何か?

・ 学識やコンサルトの関係性や調整についてどのような状況だったのか?

・ 学識やコンサルトの関係性や調整についてどのような状況だったのか?


インタビュー調査風景
▲ 討論1 ゲストと委員会メンバー 動画

2 ゲスト発表 小林郁雄 氏(元コープラン・コンサルタント)

・ 現在は,災害ボランティアなどが普通にあるが,ボランティア元年と同じように市民まちづくり元年である.地域主権・市民主体確立のはじまりが阪神・淡路大震災.

・ 復興の仕事で大事なことは,創造力と決断力と反省しないこと.反省している暇があったら次の展開を行う.

・ 毎日違う問題が発生するから即応していくことが必要.

・ 目標を重視するよりも,経過を大切にすること.


インタビュー調査風景
▲ ゲスト発表 小林郁雄 氏 動画

討論2 ゲストと委員会メンバー

・ なるようにしかならない復興であるなら,都市計画に関する事業を実行するテクニカルな技術や知識等は必要なのか,必要ないのか?

・ 復興は長期で見方が変わるが,長期の復興のビジョンは必要なのか?

・ 今後の復興の検証をする時に,どのような考え方,見方があるのか?


インタビュー調査風景
▲ 討論2 ゲストと委員会メンバー 動画

3 ゲスト発表 鳴海邦碩 氏(大阪大学名誉教授・研究者)

・ 阪神・淡路の復興評価を考えると「協働のまちづくり」の体験だったといえる.評価できることは,専門家派遣のしくみ,県と市の連携,役所ではないメディアが生まれた,ことではないか.

・ もともとあった官民学の人的ネットワークが非常に活動に有効であった

・ 学会をベースとした学術団体のさまざまな活動や検証など長期的な取組があり,継続してきたことが大事


インタビュー調査風景
▲ ゲスト発表 鳴海邦碩 氏 動画

討論3 ゲストと委員会メンバー

・ 平常時と復興のまちづくりは何が違うのか?復興時も平常時のことしかできないとして,現在平常時のまちづくりも事業等がなされる機会が減少している.どんな知識や能力が求められるのか?

・ 災害対応や復興まちづくりをしていく中で,また活動するなかでそのスケールをどのように扱えばよいのか?



インタビュー調査風景
▲ 討論3 ゲストと委員会メンバー 動画

4 参加者を交えての討論

・都市計画学会関西支部長である小浦先生を加えて,時代が代わり,場所も異なり,制度も変わる中で,どんな工夫をして「知識を伝承するか,伝えるのか」を討論.


インタビュー調査風景

▲ 参加者を交えての全体討論 動画